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エクスキューズ電子の雑記です

8年つづくラジオ

私は仕事をしながら、音楽やラジオをよく聞きます。

会社のスピーカーからはFMぐんまが流れているので、左耳にイヤフォンを押し込み、好きなものを聞く日々。

そんな私が今一番ハマっているラジオは、オールナイトニッポンでも、JUNKでもなく、ラジオ関西あにたま枠の、

小野坂・秦の8年つづくラジオ



 
番組名は「小野坂・秦の8年つづくラジオ」だが、パーソナリティとアシスタントは何故か別名を名乗っている。
小野坂昌也さんは、8年さん 

秦佐和子さんは、魚卵(ゴラン)ちゃん。


ラジオ界の重鎮である小野坂さんが、10年つづくことを目指して放送していた前進番組「10年つづくラジオ」。この番組は惜しくも2年で終了してしまった。
パーソナリティはそのままに、アシスタントを変えて「8年つづくラジオ」は2017年4月からスタートし、
今年の4月で折り返し地点である4周年を迎えたところだ。
 
50代の8年さんと、30代の魚卵さんが、侃々諤々に言い合いをし、時に共鳴し、互いの知識交換をして感覚をアップデートし合っている。
昭和や平成初期の懐かしい話や、ニッチな趣味の事柄は、8年さんから魚卵ちゃんへ知識の伝授がされており、
若い子の間で流行っている事柄や、一般女子の気持ちの代弁者として、魚卵ちゃんから8年さんへ知識の伝授がされている。男女コンビ・年齢差のある2人だからこそ、なせる技だろう。
ぽたぽた焼の裏面にある「おばあちゃんの知恵袋」のような、日常生活で役に立つ、ちょっとした裏技が手に入ることもあるので要チェックや!!
 
観察能力のある8年さんは、アシスタントである魚卵ちゃんの面白い部分を最大級に引っ張りだし、力ずくで笑いに変えていく。そうしてできた魚卵ちゃんのパワーワードギャグはいくつも存在していて、中でも「正論モンスター」「ガリガリ」「おためしあれー」は、リスナーからも大人気を誇っている。
二人の掛け合いは聞いていて飽きないし、ヒートアップするほど面白さがあふれ出てくるので、リスナーも魚卵ちゃんいじりに徹するが、怒らせるとラジオネームを改名されてしまうのでちょっぴり注意が必要。
 
ブラックユーモアたっぷりの魚卵ちゃんの思考は、掴めそうになるとするする手の中からすり抜けて、誰も想像しない方向へ転がっていき、8年さんですら制御不能になることしばしばだ。
 
ラジオを構成するコーナーは4年間ほとんど変わることなく放送しているが、同じ事の繰り返しにならないのは、常にアップデートし続けるパーソナリティとアシスタントの存在が大きいのではないだろうか。
そして、そんな二人の会話を聞き続けているリスナーや、はがき職人の存在も欠かせないだろう。
はがき職人育成番組と銘打ってるだけあって、ここのはがき職人は芸人ラジオの方でも常連の人が多い。
 
ちなみにリスナーの割合は50代が多く、番組イベントを開くたびに「客席が老人だらけ」と8年さんに言われているが、10代・20代・30代・40代・60代も、ちゃんと存在していて、年齢層の幅が広い事を見せつけてくれる。
 
友人にも話さないような内容でも、この番組では開けっぴろげに話すことができ、そこはラジオの王道といった所ではなかろうか?
中でも印象に残っているのは、「トイレットペーパーの巻き方と量」について話し合った回である。
実際にトイレットペーパーを巻き取る音を録音し、ジングルにして送ってきたリスナーもいてなかなか興味深い内容だった。他人のトイレ事情を知る機会なんて滅多にないですからね。
 
もう一つラジオの王道でもある『大喜利
大喜利は、毎回大量のメールが届いており、採用されるのは狭き門なのである。
ツイッター上では、超常連はがき職人による、「勝手に大喜利大会」が毎日開催中。
放送で採用される事を目標にして大喜利と向き合っている、いわば予備校のような存在だ。
私もこれのおかげで大喜利採用率が上がってきている。
 
そしてラジオ好きにとって憧れでもある番組ノベルティは、魚卵ちゃんが制作していて、そのデザインはとても恐ろしい出来映えだ。ノベルティステッカーを見て泣き出した子供も居たそうなので、見てみたい人はひとまずメールを送って見ることをおすすめします。

この番組の終了予定である2025年3月には、
番組スタート時52歳だった8年さんは、還暦を迎える。
番組スタート時28歳だった魚卵ちゃんは、36歳を迎える。
本当に8年つづくのか?はたまた突然の打ち切りで終わってしまうのか?
どんな未来が待っているのか楽しみだ。

 

RN・エクスキューズ電子